やまいびと

ある闘病当事者・機能不全家庭出身者のブログ ~生きにくい人生を送ってきた私から、生きにくさを抱えたあなたへ~

不眠が辛い方、体調を崩しやすい方は、ベッドの配置をチェックしてみて

体調不良や不眠症を一発で解決する方法なんてそうそうない事は私自身で実証済みですので「これをすれば即ぐっすり!」なんて誇大広告を打つ気はないのですが、ベッドの位置を変えることで改善される面もあるのでご紹介します。

さて。今、あなたのベッドは、どのような配置で置かれているでしょうか?

案外、枕の位置が窓際にある配置で暮らしている方、多いのではないでしょうか。

  • 南向きの部屋で、北枕を避けるために。
  • 朝日を浴びた方がいいかと思って。
  • 寝た時に部屋を見渡せる位置がいいと思って。
  • 唯一ベッドを置ける場所が窓際だった

窓際に枕をもってくるようにベッドとベッドの方向を配置する理由は、たくさんあります。でも、ちょっと考えてみてください。

窓際は、刺激が多い

窓って壁よりずっと音や光を通しますよね。

車の音、雨の音、犬の吠え声や、深夜に帰宅するご近所さんの足音。窓際に頭がくる状態で眠るということは、これらの音が、部屋で一番聞こえやすい位置で眠るということです。

また、「部屋を見渡せる」位置にベッドを置くということは、色々なものが視界に飛び込んできてしまうということです。家電製品のやたらと明るいLEDの光、光に照らし出される家具などの影、家の構造によっては玄関や廊下につけている常夜灯、消し忘れたトイレやパソコンの灯りまで・・・全部、目に入ってきます。

窓際は、冷気が降りてくる

窓は、壁と比べるとずっと断熱性能が低い部分でもあります。ドアを閉めている部屋の場合、冷気の大半は、窓から入ってくる。冬の朝は、まず外気で窓が冷やされ、窓際の室内の空気が冷やされて・・・冷たい空気は暖かい空気より重いので、下に降りてきます。

ここに頭がくる形で寝ていると、特に冬場は朝方の冷気をもろに顔に受け、そして吸い込むことになります。

頭を、窓際から離してみる。

ベッドの頭側にカーテンがあるような配置で寝ている方は、是非、試しに普段足を置いている方に枕を持っていって、ひと晩寝てみてください。

窓と平行にベッドを置いている方は、50センチ程度離してみてください。

LEDランプなど光るものがついている家電製品は、位置や角度を工夫して横になった時に目に入らないようにします。

これまで耳元で響くような臨場感で聞こえていた外の色々な物音が、それまでよりずっとマイルドに聞こえる。そして視界には動かない・チカチカ光ったりもしない、単調な模様のカーテンだけが広がる。

視覚的にも聴覚的にも、逆の配置よりずっと刺激が少ないことに、そして冬本番の季節には、朝の冷気で喉をやられる度合が下がることに、気付くと思います。夏場は喉こそ冷えませんが、朝日とともに熱気が入り込んできて寝苦しさに目が覚める、ということが減ると思います。代わりに足元が熱されたり冷やされたりするわけですが、足は頭よりはずっと鈍感ですし、布団や扇風機などで調整がききますから。

私は、既に窓際に枕を置く生活を何年も過ごしてきて、「こんなものだ」と思い込んでおり、音や光に煩わされているという自覚は全くなかったのですが、実際に試してみて「同じ部屋なのにこんなに『ほっとした感じ』で寝られるんだ」と驚き、以降枕の位置を戻す気にはなりませんでした。

お金がかかる対策ではないので、睡眠、または風邪を引きやすいことに悩んでいる人は、試してみてはいかがでしょう。