やまいびと

ある闘病当事者・機能不全家庭出身者のブログ ~生きにくい人生を送ってきた私から、生きにくさを抱えたあなたへ~

相手が「テイカー」かもしれないと感じても、実際に断るのは難しいよね。でも・・・

実は私は、今まさしく「テイカー」疑惑がかかる人と関わっています

私は個人事業主として働いているのですが、今まさしく「テイカー」疑惑がかかる人と関わっています。

先程アップしたこの記事

テイカーに搾取されないためには、ギブアンドテイクを心がけることが必要 - やまいびと

は、自分への自戒を込めています。
当初「簡単で急ぎでもない仕事」という話だったので安い報酬で業務をお引き受けしたのに、内容的にどう見ても急がないと間に合わないと分かる資料の作成や、難しい仕事を当たり前のように振ってくる。

 

・・・あまりに当たり前の顔をして振ってこられると、「こっちがおかしいの?」という気分になってしまうものですね。そして、正直断るのってストレスなんですよね。

だけど、約束外の事はちゃんと断らなければ、相手はそういう仕事を私に振ることを当たり前とみなし始める。

気が付いたら「単純労働分の報酬」で「急ぎの・専門的な仕事」でコキ使われていた・・・となるのが目に見えているので

頑張って断っています。

断れなければ、お金を失う

結果、その会社から仕事が来なくなるなら、それでいいと思っています。
これもアダルトチャイルドには(多分、アダルトチャイルドでなくても個人事業主という弱い立場で働く者としては)割り切るのが難しいのですが
この割り切りが出来ないと際限なく搾取されてしまいます。

専門知識というのは何年もの時間と学習のためのお金を費やして身に着けるものなのでそういう意味でも赤字ですし、個人事業主は仕事にかかる経費は自腹ですので、安い報酬で下調べに膨大な時間がかかるような業務を引き受けてしまえば働いた分だけ実際に赤字が出てくることもあります。

断れなければ、時間も失う

人の時間は、一日24時間と決まっています。
私のように持病を持ちながら働いている人間にとっては、自由に使える時間はもっとずっと限られている。

また「安価で大変な仕事」で時間が埋まってしまうと、キチンと相応の報酬を支払ってくれるクライアントの仕事を請けるチャンスがあっても断るしかなくなってしまうんですよね。

稼ぎにもならない仕事で時間を埋め尽くされて、家事や楽しみに使える体力や時間がなくなってしまうのも避けたいし、体調を崩してしまったら目も当てられません。

断ることでただの誤解か搾取かを見極められる

もうひとつ、きちんと断るのが重要な理由は、「相手には搾取する意図はないかもしれない」ということです。
単に、何か誤解があるだけかもしれない。
その場合は、ちゃんと説明することで条件のすり合わせが出来、両者が納得するいい関係が築けるかもしれない。
今回のケースで言うなら、当初の約束通りの簡単な仕事だけを振るようにするか、もっと難しい仕事も任せる代わりに報酬を引き上げるか、ですね。
勝手に我慢して勝手に「搾取」認定して勝手にストレスをためるのは、ばかばかしいです。

もし誤解ではなく、先方に「安くてコキ使えたらラッキー」とうい搾取の意図がある場合、「いいえ、この料金でその仕事は請けられません」と断っていれば勝手に去っていってくれるでしょうから、それで一件落着です。

相手がどちらなのかを確かめもせずにストレスをため込んだり、いきなりその会社との関係自体をぶった切って終わらせたりするより、実際に「あれ」思う事があるたびに「それは約束と違います」と地道に修正を試みていくことが大事かと思っています。

 

・・・ストレス溜まりますよね。でも、頑張って断ります。