繰り返し見る強盗の夢。正体は父親だった。
十~二十代の頃、繰り返し「強盗が押し入ってくる」という悪夢を見ました。
自分を殺しにくる。
ドアを押さえてなんとか防ごうとするのだけれど、ドアを蹴破る勢いで押し入ってくる。
この夢を見ると、目が覚めてからもしばらくは生々しい恐怖を引きずってしまっていたのですが
ある日、気付きました。
あれは強盗ではない。私を殴りにくる父親だ。
自室のドアをこじ開けて殴りにくる、父親。
気付いて、「それはもう過去のことだから、もう怖がらなくていい」ことに「今現在の・大人の私」が気付いてからは、二度とその夢は見ていません。
悪夢は嫌なものですが、辛かった記憶を整理しよう・浄化しようとするプロセスでもあるのだと感じています。
ブラック企業を逃れたのに、ブラック企業の事を思い出しては不快になってしまっています
この記事は、私自身の考えを整理するために書いています。
ブラック企業のことが忘れられなくて困っています。
最後の話し合いは、言い合いになって終わりました。
だから後味の悪さはしばらく引きずるとは思うのですが
せっかく自由の身になったのに、不快だったことばかり思い出してしまう。
今あるのんびりした時間と楽しいことに目を向けたいのに、気付けば不快な事を思い出して不快になっている。
至急の仕事ばかり振っておきながら「急げなんて一言も言ったことがない」に始まって
否認、はぐらかし、論点のすり替え、話の腰を折る、揚げ足を取る、人格攻撃、ブラック企業お決まりの「そんな甘えは社会では通用しない」という台詞もバッチリ吐かれ・・・
そこで相手のペースに巻き込まれてしまったのは「まだまだ未熟だな」というところですが
最後の話し合いで、問題は業務条件についての認識違いといった話ではなく、先方が「私を下に見てバカにし切っていたこと」「私なら言うなりになると思い込んでいたこと」だと分かった・・・
「関わってはダメな人」とはっきり分かったのになお
あれが不快だった、これが不満だった、ああしてくれたらよかったのに、こうしてくれたらよかったのにと、気付けばグルグル考えてしまっている。
今更恨み言をメールにして送りたくなったり(やりませんけどね!!)
これ、モラ夫や共依存妻と同じ思考パターンですよね。
共依存妻などでは実際に、周りを巻き込んでモラハラ・DV夫のもとから「救出」されても舞い戻っていってしまうことが多々あると聞きますが
ほんの数か月関わっただけ、振り回された思い出しかない企業相手にこうなのですから、何年何十年にわたって生活そのものを共にし、楽しい思い出もたくさんあった相手をスラっと忘れるのはかなり難しいことなのでしょうね。
それにしても感情の動揺が大きいので、もしかしたら、過去の機能不全家庭やブラック企業で過労に追い込まれた当時の記憶がフラッシュバックしているのかもしれないなあ。
こうやって動揺している時というのは過去の記憶を整理するチャンスでもあるので、もうしばらくは不快な感情とも戯れるしかないのかもしれないですね。
ブラックでした
「相手が「テイカー」かもしれないと感じても、実際に断るのは難しいよね。でも・・・ - やまいびと」この記事でも書いた企業。真っ黒黒のブラック企業でした。
「テイカーかもしれない」と警戒してかなり意識してNOを言ってきたつもりだったのですが、気付けば短期間の間にもかなり食い込まれて振り回されました。
なんぼNOを言うと言ったって、仕事上の関係を続けるかもしれないと考えている以上は、こちらは一応「波風を立てすぎない」範囲で対応するしかないわけであり
こちらを搾取するつもりでガンガンに当初の約束の切り崩し・要求の吊り上げにかかってこられたら、まあ簡単には防ぎきれません。
・・・最初から業務内容に見合わない報酬額だったのに、さらに要求だけガンガンに吊り上げてきましたよ、奴らは!!
辞める、という話し合いも
否認、はぐらかし、脅し、泣き落とし。
ブラック企業の見本市のような話し合いに。
短い期間ながら、報酬以上の業務は行い、感謝の言葉を貰ってしかるべき状況だったのに非難、罵詈雑言の嵐に、人格否定。
なんとも嫌な思いをさせられましたが、ここまでブラックさを見せつけてもらえたのでむしろ「うまく話し合えばお互いにハッピーな状態に持っていけたのかも」といった未練が残らずサッパリと離脱できたようにも思います。
これが今よりずっとAC度が高かった10年前だったら、そのまま巻き込まれてしまっていたかもしれないな、とも感じました。
搾取者(テイカーなんてフンワリした表現が似つかわしくないので搾取者と呼びます)を搾取者だと気付き、搾取する意思しかない相手に「ギブアンドテイクの良好な関係を築くことは不可能」だと理解して、判断を誤らなかったこと、無事決別できたこと、自分をほめたいと思います。